日本の世界遺産めぐりのTOPに戻る

世界自然遺産の登録基準


世界自然遺産、世界文化遺産には、それぞれユネスコで定めた一定の登録基準が設けられており、登録には少なくともそれらのうちの1つを満たしている、と判断される必要があります。

以下、ユネスコ世界自然遺産の登録基準です。

世界自然遺産の登録基準(文化遺産の基準が1〜6)
7.ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ、最高の自然現象、または、地域を含むもの。
8.地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには、生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
9.陸上、淡水、沿岸、および、海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
10.生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには、科学上、または、保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。

各国が暫定リストに掲載し、提出した地域を、ユネスコ世界遺産センターの評価依頼を受け、自然遺産候補の場合は、国際自然保護連合(IUCN)が現地調査をし、報告します。
日本では、文化遺産候補は文化庁、自然遺産候補は環境省と林野庁が主に担当します。

日本で世界自然遺産に登録されたののは、2007年現在で、「知床」、「白神山地」、「屋久島」の3つです。
さらに現在の暫定リストに挙げられている自然遺産候補は、「小笠原諸島」です。
たとえば、知床の場合は自然遺産の登録基準の9と10を満たしていると判断されました。
また、白神山地は基準9、屋久島は7と9を満たしていると認められ、それぞれ世界自然遺産に登録されたのです。

続いて世界文化資産の登録基準

関連コンテンツ

世界遺産リストへの登録による功績と弊害

世界遺産リストへの登録は、1972年のユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」(世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約)に基づき決定します。 登録されると、その後将来にわたって継承していくため・・・

「負の世界遺産」からのメッセージ

世界遺産には、さまざまな国や地域の人々が誇る、顕著で普遍的な価値を有する文化財や美しい自然環境などがあります。 その一方で、戦争や人類差別など人類が犯した罪を証明するものや、逆の意味で私たちが忘れて・・・

世界文化遺産の登録基準

世界遺産は、世界文化遺産、世界自然遺産、世界複合遺産の3つに分類されます。 文化遺産、自然遺産には、それぞれユネスコで定めた一定の登録基準が設けられており、登録には少なくともそれらのうちの1つを満た・・・

世界遺産登録ブームの日本

現在、日本で世界遺産に登録されているのは全部で14件で、その内訳は、文化遺産は11件、自然遺産は3件です。 2007年、ニュージーランドで開催された第31回ユネスコ世界遺産会議において、島根県「石見・・・

世界遺産検定とは

「世界遺産検定」(正式名称:世界遺産学検定)は、世界遺産の素晴らしさ一人でも多くの人に伝え、その輪を広げていくために、世界遺産検定実行委員会(NPO法人世界遺産アカデミー)が実施する検定です。 人類・・・

世界遺産登録までの流れ

世界遺産に認められ世界遺産リストに登録されるまでの大まかな流れについて触れます。 1)登録を求める地域の担当政府機関が候補地を推薦し、「暫定リスト」を提出します。 2)ユネスコ世界遺産センター・・・

世界遺産の種類

1972年、ユネスコのパリ本部で第17回ユネスコ総会が開かれ、「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)」が満場一致で成立しました。 この条約に基づいて、世界遺産リストに登録さ・・・

ユネスコの活動と世界遺産

世界遺産とは、1972年のユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」(世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約)に基づいて、世界遺産リストに登録されたものをいいます。 では、世界遺産をめぐる活動の・・・